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イジメを全て無くせ!と主張するのはイジメ問題を全く理解出来ていない人【侮辱罪厳罰化を交えながら解説】

F9です。今回はイジメ問題についての記事です。(同じような記事ばっかり書くなって?そう言わずに読んでくださいね・・・)

私は以前からイジメ問題については、「イジメがイジメられる方が悪い論は間違いである」「イジメを肯定してはいけない」と主張している訳ですが、「イジメを“全て”無くせる」とは思っておりません。無くしたい願望はありますが、実際に全てを無くすのは不可能です。

その理由についてイジメ及びネットリンチの実例を交えながら解説していきましょう。

イジメを完全になくすのは無理

イジメを減らす事やイジメ被害者を救う事は可能ですが、「全てのイジメを減らしたり、全てのイジメ加害者を救う」のは不可能です。

これは当たり前ですよね。何故ならイジメが起こるメカニズムがそれぞれ異なる為です。嫉妬がトリガーとなる場合があれば単純に弱い者をターゲットにして弄ぶのを楽しんでいるパターン、イジメ被害者がイジメ加害者に復讐でイジメをしているなど様々なケースがあり、単一の動機から成り立つ行為ではなく対処が難しいのです。

何よりもイジメは動物の本能です。人間に限らず一定の知的水準を持つ生物はイジメに類する行動を取ります。これは「人間だから」ではなく、生物の脳に遺伝子レベルでプログラムされている行動なのです。

日本はイジメ加害者に甘い

海外だとイジメ加害者に厳しい罰則を科す国も珍しくありません。

例えばアメリカが有名です。州によっては、いじめ行為を明確に提起していない所もあるのですが、最も規制の厳しいいじめ対策法を、導入しているとされるマサチューセッツ州では、いじめ行為を刑法の対象にできるよう、既存のいじめ対策法、そしてまた法律も併せて改正して、特定のいじめ行為が、嫌がらせ、つきまとい、電話・ 電子機器による迷惑行為の罪に該当するようになりました。

また、2010年にアメリカ、ニュージャージー州で起こった、ゲイのタイラー・クレメンティ君を盗撮してネットでライブ配信し、自殺に追い込んだ彼の2人のルームメイトは、プライバシーの侵害やその他10の罪状で、刑事裁判にかけられました。

最終判決が下されたのは2年後の2012年、最終的には、検事の主張した5年間の懲役刑は免れましたが、それでも30日間の禁固刑と3年間の保護観察、300時間の無料社会奉仕、罰金$10000といじめ更生の為のカウンセリングに通うことを義務付けられました。

州によってはイジメが犯罪歴として残ってしまうケースもあるようです。例え小学生であってもです。日本では未成年が非行に走っても少年法で守られる事も多いですが、アメリカでは成人と同じ刑罰を科せられます。

イジメが起きた場合仲良しを強制し頭を下げさせて終わりというその場しのぎのなあなあ指導で終わらせる国と、イジメ加害者を精神異常・人格障害と扱いカウンセリングを受けさせる国、どちらが良いですか?

アメリカ以外の国も

・フランスの場合

イジメ加害者の親に連絡し、担任・校長・保護者で話し合い。学校側がイジメ加害者にカウンセリングを受けさせるよう話す。(精神的問題か家庭環境の問題かを探るため)

→仕事の多忙などで子供とふれあう時間が中々取れなかった為かと反省し、積極的に子供とふれあう時間を作るようになり、それ以降イジメをする事はなくなった。

・イギリスの場合

「イジメは起きるもの」と考え監視カメラを校庭や教室に設置、トイレや更衣室などにも人目に触れにくい場所にも。

イジメが起きた場合、裁判所側が最長3か月、加害者の親に教育に関するプログラムを受けさせる。拒んだ場合は最大15万円程度の罰金

・韓国の場合

被害者への謝罪や報復の禁止、学校や社会への奉仕活動が主となる。出席停止や転校・退学処分になるケースも。

・我らが日本

「イジメはないもの」というおかしな前提で行動している教員も多く、仮にイジメを目撃しても、「対処するの面倒」と関わり合いにならないようにする傾向があります。旭川中学校イジメ事件が最たるものですね。

旭川イジメ事件では、被害者に対して自慰行為を強要したり無理矢理撮らせた猥褻画像を拡散したりと凄惨な”イジメ”が行われました。最終的には被害者は低体温症により死亡。以前よりPTSDと医師から診断され、その後遺症に悩まされていた事が文春オンラインで報じられています。

学校側は責任を取りたくないが為に事件を隠蔽しました。数年で被害者と加害者は学校を去り、校長や教員も数年で転勤します。「逃げ切ればいい」「被害者なんて知った事か」という腐った人間性が垣間見えますね。

加害者や学校への罰則や損害賠償について

旭川イジメ事件の場合、加害者には「暴行・強要・脅迫」などの刑法に触れると言われていますが、いずれも時効は3年です。イジメに関して損害賠償を求める場合は5年(20年4月1日以前だと3年)が時効となります。明確な相場はありませんが、交通事故で後遺症が残ったケースの算定を参考にすると、後遺障害慰謝料は110万~2800万程度です。

民法709条の不法行為では故意もしくは過失的に他人の権利や法律上保護されている利益を侵害する事に触れた場合、損害賠償請求する事が可能です。「自分が他人の権利を侵害した」と自覚出来ていると判断されやすい中高生以降ならば認められる場合もあります。しかし加害生徒には支払い能力を期待できません。よって加害児童に責任能力があったとしても、親が監督義務を果たしていたか(民法714条 監督義務違反について)を論点として損害賠償請求を進めることになります。

学校側に安全配慮義務違反(生徒が安全に学校生活を送れるよう配慮する義務)があった場合、不法行為、債務不履行といった法的根拠に基づく損害賠償請求が可能です。

但し学校の場合は学校や教員個人へ直接損害賠償請求できません。学校の設置者が代わって責任を負うため、国や地方公共団体に対する損害賠償請求となるのです。

私立であれば学校や教員個人に対する損害賠償請求となります。

今回の旭川イジメの加害者に関しては、高校から停学処分を受けているという情報もありますが、罪のない被害者は死んでしまった訳ですよ。その程度で済ましていいのかとは思いますね。さらに言えば、旭川レベルまで問題が大きくなってこの程度という狂気。ニュースで報道されていないだけで壮絶なイジメがあちらこちらで行われており、9割被害者の泣き寝入りで終わりです。

損害賠償請求に限らずですが、証拠がなければイジメは認められませんし隠蔽されます。壊された持ち物やICレコーダーや怪我させられた時の病院の診断書など証拠は必ず保管しておきましょう!

イジメを減らすには抑止力が必要

どれだけイジメがダメ、イジメは悪い事と教えても理解出来ない良識に欠ける人間が一定数います。そういった悪意の塊は人の痛みが分からないので何の躊躇いもなくイジメを行います。

侮辱罪厳罰化とも関連するのですが、抑止力で無理矢理抑え込むのがイジメ発生を減らすのには効果的であると考えています。

例えば、私達が万引きをしないのは何故ですか?万引きをすれば代金を支払わなくても商品が手に入る。メリットばかりです。では何故しないのかと言えば通報され、捕まるリスクがあるからですよね。嫌いな上司を殺さないのは何故か、殺人罪(もしくは殺人未遂罪)に問われるからですよね。このように何かしらのペナルティを科すなどの強制力が統治する上で必要となってきます。

イジメでもそうです。イジメ厳罰化が進んだ結果、イジメを行った者に懲役15年を科すようになったら大抵の人間はイジメを行わなくなるでしょう。もしくはイジメ被害に遭っていると判断された場合に限り、イジメ加害者を殺害しても無罪になる法律が出来たとします。イジメという行為がハイリスクになる以上、手を出せなくなります。勿論そんな事を考える頭もないノータリンもいますが。

上記は極論ですが、何かしらの抑止力は必要です。侮辱罪厳罰化も正しいです。勿論「どこからどこまでが中傷なのか」「スラップ訴訟を助長しないのか」「言論弾圧に繋がるのではないか」と課題はありますが、こういう抑止力を作るという考え方は大切ではないかと。

そういう意味では私のスレ潰しも抑止力として行っている事ですので悪くないのではと。LRにはバリバリ違反していますが。

何をしてもイジメを100%根絶する事は不可能

結局イジメを完全になくすのは魔法の力でもない限り不可能です。日本は死刑制度を存続している国ですが、凶悪犯が無くなる事はありません。死刑になると分かっていても犯罪を起こす人達がいる位ですから、イジメもなくならないのです。

抑止力で問題発生率を減らす事は可能ですが、根絶は不可能です。そしてこれはイジメに限らず全ての事柄に共通します。

無くならない事を理解した上で、可能な限りイジメ発生率を0に近づけ、いざイジメが起きた際に被害者をどう守ればいいかを考えていく必要がありますね。

関連リンク

旭川イジメ事件の加害者の現在

イジメの慰謝料の相場

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作成者: F9

F9と申します。
5ちゃんねる・したらば・ふたば・Twitter・Youtube・ニコニコ・Instagramなど様々なネットコンテンツで活動をしています。

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